ウエディングトレインで音響＊ワク・ワークスのブログ

2021年6月某日

西武鉄道の特別列車「52席の至福」での結婚式で音響を担当しました。
コロナ禍で延期が重なり、約2年ぶりのウエディングトレインです。

今回は、設営後→ターミナル駅にゲストを迎えに行き（車内放送は御新郎様の録音済み音声）→駅ホームでお出迎え＆人前挙式→発車→１部パーティ→到着ゲスト入れ替え→発車２部パーティ→ターミナル駅到着（→車庫で撤収・解散）
という鉄道好きな私としては超がつく大変楽しみなスケジュール。

電車が準備駅に到着してから出発するまでが設営時間ですから、
２号車と４号車の２セットの設営は、かなり時間との戦いです。

そして実は、電車の安全運行を守りながら晴れの舞台を作るのは普段のウエディングとは違う面が多くありまして、、

例えば、
人前式をするホームには使用可能な電源が無い、ホームの音量は発車ベルや駅員さん、災害用の放送に支障がないよう設定する
車内では、電源は決められた箇所のみ使用可能（大切ですね）、音量は運転士さんの聴覚上安全運転に支障にならぬよう配慮
そして、当然揺れる、など。

そんなこんなで、無事スタートした人前式では、冒頭の写真の表情が表す最高の挙式が叶いました。
また写真にはありませんが、御新郎様は他社の運転士さんでして、お祝いに駆けつけていただいた上司の方と、西武鉄道二社の運転士さんの制服揃い踏みが実現というレアなシーンも生まれました。
反対のホームでは、通常運行の電車が着発車しているのもイイ。

その後定刻で出発した52席の至福は、駅を通過するたびにお祝いの横断幕やメッセージが次々と用意されており、西武鉄道さんのおもてなし力に感激。
Twitterでは初めて入線する路線があったりで盛り上がりもあったそうです。